『ギルガメシュ叙事詩』 ウルクからディルムンへ
ウルクの王ギルガメシュは、不死の秘密を求めて旅に出る。このルートでは、叙事詩の舞台となった都市から杉の森、洪水を生き延びた英雄の故郷をたどり、最後に粘土板が発見されたニネヴェの図書館へと向かう。 詩の中の場所は伝説であり、粘土板が出土した場所は考古学の領域にある。各スポットではそのどちらなのかを示し、ピンが候補地にすぎない場合もあわせて記した。イラクの遺跡は、観光で訪れる場所ではない。
カタログ
5件のルート
ウルクの王ギルガメシュは、不死の秘密を求めて旅に出る。このルートでは、叙事詩の舞台となった都市から杉の森、洪水を生き延びた英雄の故郷をたどり、最後に粘土板が発見されたニネヴェの図書館へと向かう。 詩の中の場所は伝説であり、粘土板が出土した場所は考古学の領域にある。各スポットではそのどちらなのかを示し、ピンが候補地にすぎない場合もあわせて記した。イラクの遺跡は、観光で訪れる場所ではない。
フィン・マックールはアイルランド伝説の英雄で、サケで親指をやけどしてあらゆる知識を得、タラを火を吐く怪物から救い、民話ではスコットランドのライバルのもとへ行くためにジャイアンツ・コーズウェーを築いたとされる。彼の物語は実在の丘や川や岩と結びついており、その多くが今も彼の名で呼ばれている。 ルートは、少年時代のボイン川から、タラ、アレンの丘、スリーヴ・ガリオン、ベンブルベンを経て、ネイ湖、コーズウェー、フィンガルの洞窟にまつわる法螺話までを、彼の伝説に沿ってたどる。ここにあるものは歴史ではない。ピンは、伝承がそれぞれの物語の舞台とする場所を示している。
エウリュステウス王に遣わされたヘラクレスは、どんな矢も通さない獅子と、多くの頭を持つヒュドラ、青銅のくちばしを持つ人喰い鳥を倒し、矢より速く走る牝鹿と雪山の猪を捕らえ、30年分の糞が積もった家畜小屋を、助けを借りずに掃除しなければならない。 このルートは、最初の6つの功業を伝統的な順にたどる。要塞ティリュンスから、ネメア、レルネ、ケリュネイア、エリュマントス、エリスを経て、ステュムパリア湖へ至る。神話が正確な場所を挙げることはまれなので、ほとんどのピンは洞窟やねぐらではなく、物語が結びつけられた土地を示している。
ペリアス王は甥のイアソンに、黒海の果てのコルキスから金羊毛を取ってくるよう命じる。二度と戻ってこないことを願ってのことだった。イアソンは船アルゴ号を造り、ヘラクレスをはじめ当代随一の英雄たちを集めて、東へ漕ぎ出す。ロドスのアポロニオスは紀元前3世紀、この航海を『アルゴナウティカ』に語り、実在の海岸や港、土地の伝説をふんだんに盛り込んだ。 このルートは、コルキスへ向かう往路をたどる。帰路は省いた。古代の作家たちはアルゴ号の帰り道を、川をさかのぼってアドリア海に出るものや、リビアを横断するものなど、てんでばらばらに描いているからだ。英雄たちも金羊毛も神話だが、海岸、島々、古代都市は実在する。引用はR・C・シートンによる1912年の翻訳に基づく。
ミノタウロスの前に、道があった。テセウスは父を知らないままトロイゼンで育った。大きな石を持ち上げ、その下に隠された剣とサンダルを取り出せる年頃になると、父を捜しにアテナイへ旅立つ。安全なのは海路だった。だが彼はあえて、盗賊がはびこるサロニコス湾沿いの海岸道を選び、一人ひとりの盗賊を、その者が旅人を扱ったのと同じやり方で片づけていく。 このルートは、この旅の六つの難業を、プルタルコスが『テセウス伝』で語るとおりにたどる。この書は紀元100年ごろに、はるかに古い物語をもとに書かれたものである。場所は実在するが、巨人や盗賊は神話の存在であり、いくつかの遺跡は伝統的な推定にすぎない。