本
アルケミスト 夢を旅した少年:アンダルシアからピラミッドへ
アンダルシアの羊飼いの少年サンチャゴは、エジプトのピラミッドで宝を見つける夢を見続ける。占い師と謎めいた老王に導かれて海峡を渡りアフリカへ向かい、タンジールで金を奪われ、オアシスで恋に落ち、部族が争う砂漠を横断する。パウロ・コエーリョが1988年に発表したこの寓話は、1.5億部を超えて売れている。
ルートは、荒れた教会からギザの台地まで少年の旅をたどり、また元の場所へ戻る。本の地理は大まかなので、ピンの多くは、作者が名指しした場所ではなく、その場面でいちばんよく知られた場所を指している。
重大なネタバレを含みます。
英語からの翻訳です。
年表と場所
場所のラベルの意味は?
- おおよそ
- 町、公園、地区など正しい範囲を示していますが、正確な地点ではありません。
- 架空
- 物語の中にしかない場所です。ピンがある場合は、モデルや着想源となった実在の場所を示しています。
すべては夢から始まる。若いアンダルシアの羊飼いサンチャゴは、荒れ果てた教会で眠りにつき、エジプトのピラミッドに宝が待っていると告げる子どもの夢を見る。夢は二度やってきて、彼を放っておかない。教会がどこにあるのかを、本は語らない。そのため、このスポットには地図上のピンがない。それでも覚えておいてほしい。物語は最後に、まさにこの場所へサンチャゴを連れ戻す。
地図に表示していません訪問可否は未確認場所の精度: 小説は教会のある村の名を挙げていないので、このスポットは地図に載せていない。
出典
- Tarifa
- 該当箇所:
- Introduction; Transportation; In literature
- The Alchemist (novel)
- 該当箇所:
- Plot; Themes
- O Alquimista
- 該当箇所:
- Personagens
- Tarifa
タリファはイベリア半島の最南端にあり、海峡をはさんでモロッコと向かい合う。サンチャゴは二度見た夢の意味を知るためにここを訪れ、占い師はそれをエジプトのピラミッドに宝があるという予言と読み解いて、その十分の一を求める。そのあと市場で、彼はサレムの老王メルキゼデクに出会う。王は羊を売って「自分の運命」に従うよう告げ、ウリムとトンミムの石を彼に押しつける。
場所の精度: 小説が挙げているのは町と市場だけ。ピンは旧市街の主な門を指している。
訪問のヒント: タンジール行きのフェリーはタリファのフェリー港から出ていて、約40分かかる。
出典
- Tarifa
- 該当箇所:
- Introduction; Transportation; In literature
- O Alquimista
- 該当箇所:
- Personagens
- The Alchemist (novel)
- 該当箇所:
- Plot; Themes
- Tarifa
タンジールに着いて間もなく、サンチャゴをピラミッドへ連れて行けると言う男が、羊を売って得た金を残らず奪っていく。見知らぬ町で一文なしになった少年は、旅を続けるだけの金を稼ぐため、クリスタル商人のもとで働き始める。商人は親切で慎重な人で、少年の探求を理解している。ピンのあるプティ・ソッコは、昔から旧メディナの中心であり続け、海峡を越えてタンジールからタリファへ向かうフェリーは今も運航している。
場所の精度: 小説は、盗難や店が町のどこにあるのかを述べていない。ピンは旧メディナの中心、プティ・ソッコを指している。
訪問のヒント: タンジールのフェリーターミナルとタリファの間には、1日に数便のフェリーが運航している。
出典
- Petit Socco
- 該当箇所:
- History
- O Alquimista
- 該当箇所:
- Personagens
- Tangier
- 該当箇所:
- Transportation
- The Alchemist (novel)
- 該当箇所:
- Plot; Themes
- Petit Socco
キャラバンとともにサハラを渡るサンチャゴは、どんな金属でも金に変えられる錬金術師を探しているイギリス人と出会い、彼から道中、本を貸してもらう。キャラバンはファイユーム・オアシスで足を休める。小説の約四分の一は、ここが舞台だ。ここでサンチャゴはファティマに恋をして求婚するが、彼女は旅を終えてからでなければ結婚しないと言う。ここで彼は、黒い服をまとい、鷹を連れて狩りをする錬金術師にも出会う。
場所の精度: 小説は、井戸や野営地がオアシスのどこにあるのかを示していない。ピンはオアシス全体を指している。
出典
- The Alchemist (novel)
- 該当箇所:
- Plot; Themes
- Faiyum Oasis
- 該当箇所:
- In popular culture
- O Alquimista
- 該当箇所:
- Personagens
- The Alchemist (novel)
錬金術師を師として、サンチャゴは部族が争う土地を横断する旅に出る。通行を許されるには、自分自身を砂嵐に変えて、世界の魂と一体であることを証明しなければならない。道中、二人はコプトの修道士のもとにも立ち寄り、錬金術師は修道士が用意した鉛の壺から金を作る。この砂漠の一帯も修道院も、本には名が出てこない。だからこのスポットにはピンがない。
地図に表示していません訪問可否は未確認場所の精度: 小説はこの砂漠の一帯も修道院も名指ししていないので、ピンはない。
出典
- The Alchemist (novel)
- 該当箇所:
- Plot; Themes
- O Alquimista
- 該当箇所:
- Personagens
- The Alchemist (novel)
ついにサンチャゴはピラミッドにたどり着き、掘り始める。泥棒たちが彼を襲って金を奪い、何を探しているのか尋ねる。彼は、夢に導かれて埋められた宝を探しているのだと正直に話す。彼らは笑い、その首領は、自分も一度、荒れた教会の木の下に宝がある夢を見たことがあると言う。大ピラミッドは古代世界の七不思議の中で最も古く、現存する唯一のものであり、ピラミッド群は昔から西洋の想像力の中でエジプトの象徴であり続けてきた。
場所の精度: 小説が述べているのは「エジプトのピラミッド」だけ。ピンは、そのうち最も有名なギザのピラミッド群を指している。
訪問のヒント: ピラミッド群は西部砂漠の縁にあり、カイロ中心部から南西へ約13 km。
出典
- The Alchemist (novel)
- 該当箇所:
- Plot; Themes
- Giza pyramid complex
- 該当箇所:
- Introduction
- The Alchemist (novel)
泥棒のふとした一言が、物語を一巡りさせる。サンチャゴは、探していた宝が最初に夢を見た場所にあったことに気づき、荒れた教会に戻ってそれを見つけ、ファティマのもとへ帰る旅に出る。この結末は古くからあるものだ。コエーリョは、「家にあった宝」として知られる民話をもとに筋を組み立てた。その最古の版として知られるのは、13世紀のペルシャの詩人ルミの詩である。
地図に表示していません訪問可否は未確認場所の精度: 教会は冒頭と同じ場所のわからない教会なので、このスポットにはピンがない。
出典
- The Alchemist (novel)
- 該当箇所:
- Plot; Themes
- The Alchemist (novel)